ブランド品といっても、国内外に大変数多くのブランドが存在します。
海外のブランドでも、
・ルイヴィトン　・エルメス　・シャネル　・グッチ　・プラダ ・ボッテガヴェネタ　・ロエベ　・フェンディー　・ディオール　 ・バレンシアガ　・クロエ　・フェラガモ　・ヴェルサーチ　・・・
などなど、他にもまだまだ数多くのブランドが存在します。

その中で、最も価値の高いブランドはどれなのか？ その答えはとても難しいですが、答えとしては簡単です。　
それは
『ブランドの名前だけでは価値は決まらない』という事です。
当然、平均価格帯が高いエルメスやシャネルなどは 大変価値の高いものである事に変わりはありませんが、 エルメスの中でも人気の有無によりお買取り額は異なりますし、 比較的定価の安い他のブランドだとしても人気の高い商品は、 定価の70％程のお買取り額になるものも存在します。

簡単に言えば、『人気と需要が高いかどうか』が一番重要で、 その上で定価やブランド名によってプラスアルファの価値は変わるという事です。
例えば、海外のトップブランドの商品であっても、 大きな旅行かばん等は定価に比べて買取り額は安めです。 その理由は明確で、定価が高いのに比べ、需要が少ないからです。 また、ルイヴィトンの定番のデザインバッグは、中古の流通量が多い為、 定価が高かったとしても必然的にお買取り価格は安めとなります。
逆のパターンでは、エルメスのバーキンという最も有名なバッグがありますが、 このバーキンは未だに人気と需要が大変高く、色とサイズに よっては定価よりも高い値段でお買取りが可能な場合も多くあります。
これは、エルメスの直営店にも在庫が無く、注文をしても何年後に完成、もしくは、 注文すら受けてくれないというプレミアの価値がつくからです。
エルメスのバーキンのように、それぞれのブランドにおいて人気のデザインラインというものは何種類か存在します。 その人気は、有名人が着用しているとか、新作かどうかや、単純に素敵かどうか、など 様々な要素で決まります。

いずれにしても、需要が高く（人気）で中古流通量が少ないものは高価買取となります。
これは『価値』という意味とは少し異なるかもしれません。 今私がお伝えしている価値とは、『買取価格』のお話しですので、 その点のみご了承の上、お読みいただけると幸いです。
買取り査定を行う店側から見たブランド品の査定の考え方をお教えしますと大きく分けて、
・そのブランドとデザインの価値で査定する（定価ではなく業者間取引価格ベース）
・販売価格から逆算して査定する（定番で多く流通しているものは最安値売価をベース）
という２種類です。

例えば、２０年前のプラダのナイロントートバッグ（定価70,000円程）場合、 プラダであっても、年式、デザイン的に付加価値は殆ど付けられませんので 1,000円前後の査定となります。 昔に流行ったデザインで、既に人気が無く、販売価格も安く、中古流通量も多く、 業者間取引価格も同様に1,000円程だからです。
これだけの理由が揃うと、定価がお高いブランドだとしても、 お安い査定となってしまいます。
一方で、プラダの人気デザインである　カナパシリーズ　のバッグ の場合、同じく定価が70,000円程だったとしても、45,000円前後のお買取りとなります。
上記のように、同じブランドでも人気や年式によって定価とは関係なく査定額が決まります。
一方で、人気のデザインにもかかわらずとても安い査定をするお店も多く存在しますので、 ブランドの価値を知っているお店で売却される事をお勧めします。

売却するお店によって査定額は大きく変わってきますし、お店選びを間違えると 大きく損をしてしまう可能性がありますのでご注意ください。