デマントイドガーネットの評価基準は大きく分けて3つあります。
・色　・透明度　・大きさと輝きです。
それらについて、できるだけ簡単にご説明させていただきます。

類多くする存在するガーネットの中でも希少では最も評価が高いデマントイドガーネット。
ロシアのウラル山脈で濃いグリーンに輝くガーネットが発見されたことから始まり
オランダ語に由来する『Demant ダイヤモンド』から派生した言葉で、ダイヤモンドのように美しいガーネットという意味で称された宝石です。

屈折率が非常に高く、光を受けると眩い輝きと虹色のファイアを放ち
デマントイドガーネットはダイヤモンドに引けをとらない強く美しさを持つとも言われています。

デマントイドガーネットにおける重要なポイントとなるのが色です。

緑 ～ 淡い黄緑まで幅広くある宝石ですが、淡さや茶色味が少なくネオンを感じるような
『明度・彩度の高い』鮮やかな緑色が高い評価となります。

他の宝石にはないデマントイドならではの『ホーステール・インクリュージョン』。
その名の通り馬のしっぽのような細い繊維状のインクリュージョンがあります。
このホーステール・インクリュージョンはロシアのウラル産のみに含有されていることから
産地の証明となる為、アフリカ産の石よりも価値が高くなります。

しかしながらホールテール・インクリュージョンが多く入り過ぎても透明度が失われるため
鮮やかな発色と輝きなど本来の美しさが阻害されてしまいます。
『発色と強い輝きを損なわない程度にホーステール・インクリュージョン』が入っている個体が最も高く評価されます。

産出される原石ですら1カラット未満が多く、カッティング後に1カラットを超える個体が非常に少ないため大きいほど高額査定となります。

またカットも重要となり、特に透明度の高い個体へのカッティング技術も大変重要なポイントとなります。
美しいプロポーションを持つデマントイドはより鮮やかでより強い輝きを放ちます。

以上でデマントイドガーネットの簡単な価値についての説明は終わりますが、
本当はまだまだデマントイドガーネットの世界は奥が深く、
皆様にお教えしたいことが沢山あるのですが、それはまた査定の機会に。

お買取り査定でお持ち頂いたデマントイドガーネットに関して、ご不明点があれば何なりとお聞きください。

ここには書いていないような裏話や知識もお教えしちゃうかもしれません。　では失礼します。