創業から150年以上続く名門ブランドであるカルティエ。気品や高級感にあふれ洗練されたアイテムの数々は、時代を超え昔から現在にいたるまで世界中のファンに愛され続けています。本記事では、そんなカルティエのブランド概要やジュエリーの人気のコレクションなどを解説。また、カルティエのジュエリーをより高く売るためのコツなども紹介します。             

１．カルティエはどんなブランド？   

カルティエの歴史

カルティエは世界的な知名度を誇るフランス生まれのラグジュアリーブランドです。宝石細工師であったルイ=フランソワ・カルティエが、1847年に師匠からジュエリー工房を受け継いだことからブランドが始まります。以降、着々と人気を集め、王族などのセレブも愛用する名門ブランドに成長して、現在にいたります。現在ではジュエリー以外に腕時計もとても人気があります。

カルティエの魅力

アクセサリーや腕時計といった宝飾品を始めとし、幅広いアイテムをラインナップ。エレガントなデザインからハードなデザインまで、さまざまなコレクションを有しており、性別や世代を問わず着用できることが大きな魅力です。長く愛される伝統的なアイテムはもちろん、革新的なコレクションの発表など常に新しさも追及し続ける唯一無二のブランドと言えます。

カルティエの買取価格

カルティエは世界中で大きな人気を集めるブランドであるため、買取価格も高値がつくものが多く見られます。さまざまなアイテムの中でも、特にアクセサリーや腕時計などは高額で売却されやすい傾向にあります。コレクション・アイテムの種類や状態にもよりますが、おおよそ数万円から数十万円ほどが買取価格の相場です。以下紹介するアイテムの参考買取価格です。※買取価格は日々変動しています。詳細はお問合せ願います。

２．カルティエの人気コレクション

カルティエにはさまざまなコレクションがありますが、特に人気が高いものは次の6つです。ここからは各コレクションの概要について紹介します。

#LOVE（ラブ）

自由な愛のシンボルとして、1970年代にニューヨークで誕生したコレクションです。ビスをモチーフにしたデザインが特徴的で、永遠の強い絆が表現されています。ブレスレットやネックレスなどさまざまな種類のアクセサリーが展開されていますが、中でも人気が高いのがリング。ラブリングと呼ばれ、結婚指輪などとしてもよく選ばれています。

#トリニティ

トリニティはフランス語で「3」を意味する言葉。身に着ける人にとって、最も大切な絆を象徴するジュエリーコレクションとして生まれました。ピンクゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールドの3つのカラーが絡み合うデザインからこの名が付けられています。1924年に生まれたこのコレクションで、カルティエの代名詞の1つとも言える存在。性別を選ばないデザインであるため、ペアで着用するカップルもよく見られます。トリニティデザインが取り入れられているアイテムとして、もっとも有名なものはリング。そのほかにはネックレスやイヤリングなどもあります。王道のクラッシックモデルは今も人気の定番アイテムです。

#パンテール ドゥ カルティエ

カルティエのアイコンである「パンテール」（フランス語で豹）を名前に有するコレクションです。1914年から始まったこのコレクションは、カルティエ3代目当主のルイ・カルティエが愛した女性であり、カルティエのデザイナーとして生涯ルイとブランドを支え続けた女性、ジャンヌ・トゥーサンにちなんだもの。時計やジュエリーでさまざまなアイテムが存在します。

#ジュストアンクル

フランス語で「1本の釘」という意味を持つ名前の通り、釘がモチーフになっているコレクションです。1971年当時のベトナム戦争への反骨精神や開放的な空気が生んだ、ロックで刺激的なデザインとなっています。カルティエのコレクションの中でも特にハードな雰囲気が漂うデザインで、男性にも多くのファンがいます。1作目として販売されたブレスレットが現在でも最もポピュラーなアイテムとして人気を集めています。

#クラッシュ ドゥ カルティエ

2019年に発表された、カルティエの中では新しめのコレクションです。スタッズのモチーフをあしらったパンキッシュなデザインが特徴的。「相反するふたつの魅力」を併せ持っていることをコンセプトとして生まれ、伝統的なモチーフと現代的なデザインの融合を楽しめます。リング・ブレスレット・イヤリングなどアクセサリーがラインナップされています。

#エクル ドゥ カルティエ

2018年に生まれたコレクションです。ナットなど工業製品をモチーフにしたユニークなデザインとして生まれました。ユニセックスで着用できることも魅力の1つで、男性からも人気を集めています。アイテムはブレスレットやリングなどが中心です。     

３．カルティエの結婚指輪や婚約指輪の価値は？

カルティエはアイコニックなデザインのジュエリーはもちろん人気ですが、結婚指輪や婚約指輪も世界的に絶大な人気を誇ります。

シンプルなデザインがゆえ、使用されるダイヤモンドはカルティエが定めた一定基準以上の質のものしか使用されることはありません。

その為定価もお高いものとなりますが、上記のアイコニックなデザインのジュエリーに比べると、買取価格という意味での価値としては少々物足りないものになるかもしれません。

その理由は、シンプルがゆえ一目でカルティエのジュエリーとわかりづらいという点と、普段使いにはあまり向かないデザインであるためです。

中古市場で人気があるものは、やはり一目でカルティエとわかるものや、普段使いに適しているデザインのものです。

ですので厳選されたダイヤモンドと使用される金やプラチナの価値は当然ありますが、定価から比べますと少々厳しいものとなるでしょう。

しかし、婚約指輪や結婚指輪はその時の思い出や気持などが付加価値としてプラスされている事でしょうから、一概に価値を計れるものではありませんが。

４．カルティエの廃盤ラインの価値は？

歴史の長いブランドですから当然ヴィンテージ品も多く存在します。

個物業界に身を置きますと、それこそ１００年前のカルティエのジュエリーにお目に掛かるなんて事もあります。

とはいえ簡単にお目に掛かれるものではありませんし、カルティエのヴィンテージジュエリーの価値が上がり続けているので、近年ではめっきりお目に掛かる機会は減ってしまいました。

サザビーズやクリスティーズといった世界的なオークションにも、カルティエのヴィンテージジュエリーは多く出品されるようになり、価格も開催されるごとに高値を更新し続けるという状況で、ヴィンテージジュエリーの価値は天井知らずといった様相を見せています。

現在販売されているデザインや、少し前に廃盤になったデザインのジュエリーは、お買取り価格や市場相場は定価と人気に基づいて決定されますが、

ヴィンテージジュエリーは定価の概念もほぼありませんし、単純に希少価値という点で評価をされるのが近年の傾向です。

ですので、デザインの凝ったジュエリーや、宝石が豪華に使われたジュエリーや、ヴィンテージならではのハンドメイド感や質感のものなどは大変高額で取引をされています。

ですので、受け継いだヴィンテージのカルティエジュエリーをお持ちの方は、ぜひ当店に査定のご依頼をしてみてください。

５．カルティエは時計も高額買取可能

ここまでジュエリーに関して触れてきましたが、カルティエは時計も大変人気のアイテムである事はご存じかと思います。

若い女性の多くは、いつかカルティエの時計を身に着けてみたいと夢見ている方も多いのではないでしょうか。

当然定価も４０万円～とお高いのですが、手が届かないものではありませんし、一生使えると考えればそれほどお高いものではないかもしれませんね。

カルティエ時計の中で特に人気のデザインは、タンク、パンテール、サントス、パシャ　の４つでしょう。

それぞれ長年愛され続けてきた定番のデザインですが、それぞれシンプルながらも一目でカルティエとわかるアイコニックな存在です。

そしてシーンを選ばずお付けいただけるデザインは、幅広い年齢層から指示され続けていますよね。

当然ダイヤモンドが散りばめられたハイクラスなウォッチや、ムーブメントが大変優れたタイプのものなどもあり、そういったラインは定価も数千万となることも珍しくありません。

お買取りに関しては、定番デザインは安定して高価買取が可能ですし、ハイクラスなウォッチは尚更ですが、現在では特に２０年～３０年程前のシンプルな

タンクやサントスの時計がヴィンテージとしての価値の高まりとと共に価格が高騰していますので、随分前に使わなくなったカルティエの時計をしまったままの方は今が売り時かもしれません。

６．カルティエを高く売るためのコツ

カルティエを高く売却したいのであれば、

人気のコレクションを売ることです。ブランド買取全般に共通することでもありますが、人気のアイテムはそれだけニーズが大きく、再販して売れる可能性が高いため買取金額も高額になりやすいのです。

今回紹介したようなコレクションは高値がつく事は間違いないでしょう。。また、アイテムの状態も買取に大きく影響するポイントです。傷や変色などの劣化が少ない美品であるほど、買取価格は上がりやすくなります。

反対に状態が良くなければ価格が下がってしまうこともあるでしょう。なお、購入時に付属されてきた箱や保証書などもセットにすると、価格がアップする可能性が高まります。

その他、ブランド品の査定に強い専門店に買取依頼をすることも大きなポイントです。

ブランド品の査定に関する知識が不足している店舗に持ち込んでしまうと、本来の価値が見逃されてしまい、低い買取価格しかつかない可能性もあります。

ブランド品を専門に扱っている・ブランド品査定の知識や経験が豊富な鑑定士、なかでもカルティエの買取に明るい複数社に査定依頼をすると良いでしょう。

まとめ

今回はカルティエのジュエリーと時計に関しての売却時のアドバイスをさせていただきました。近年カルティエに限らず、ヴィンテージ品の高騰、金価格の高騰など、買取ブームも相まって、不用品を売却したいという一般のユーザーにはとても良い環境になっていると思います。

相場の上がり下がりは当然ありますが、間違いなく言えるのは2023年６月時点では、カルティエのジュエリーや時計の買取価格相場は過去最高と言えるでしょう。

ですのでご売却を悩まれている方は良い時期ですし、そんな状況だからこそしっかりと相場を熟知しているお店で売却する事が大事とも言えます。

１０万円くらいで売れれば良いかなと思っていいたジュエリーが、思ったより高く１３万円で売れたとしても、実は他の優良店では２０万円で売れていたかもしれません。

そんな損をしないよう、ご売却の際はぜひ当店グリーバーを査定入りするお店に加えていただく事を強くお勧めとお願いを致します。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。