日本を代表するジュエラー・カシケイ/KASHIKEYをご存知でしょうか。
名前を知らなくとも、メディアを通してちらりと見かけたことがあるかもしれません。なぜならドラマの作中で使われていたり、実際に芸能人が愛用していたりと、セレブリティに愛されているブランドであるためです。
そんなカシケイの魅力は、何と言ってもブラウンダイヤモンド!
ブラウンダイヤモンドを使用した、カシケイのブランドライン(ブラウンダイヤモンド BD)です。
無色のダイヤモンドとはまた違った、美しくも妖艶な輝きを有するブラウンダイヤモンドを真骨頂とし、老舗ながらアヴァンギャルドなシリーズを展開しております。さらに近年ではメンズ専用ラインにも力を入れており、まさに老若男女から人気を博すジュエラーと言えるでしょう。
この記事では、カシケイの展開するブランド
ブラウン・ダイヤモンド(BD)についてご紹介いたします。
1.カシケイ ブラウンダイヤモンド ってどんなブランド?
カシケイ ブラウンダイヤモンドは2003年からスタートしたブランドですが、その出自は20世紀初頭に遡ります。
カシケイの母体となる株式会社 柏圭は、1928年(昭和3年)に創業しました。現在の社名となったのは1970年のことです。
わが国ではあまりジュエリーが根付いてこなかったとされており、その市場が開花したのは明治時代以降です。ちなみにダイヤモンドという宝石の認知度が格段に上がったのは、尾崎紅葉の小説『金色夜叉』だったなどとも言われます。
しかしながらジュエリーの美しさに人々が見せられ、徐々に国内市場が拡大していくのに時間はかかりませんでした。
そんな中、日本のダイヤモンドディーラーのパイオニア的存在だったカシケイは、確かな目利きと仕入れネットワークを強みに、成長を遂げていきます。ダイヤモンド産業で高名なベルギー アントワープ市やイスラエルといった行政・国からの表彰や、ダイヤモンドの世界最大企業デビアスのコンテストで複数回の入賞を果たすなど、華々しい経歴の持ち主でもあります。
そんなカシケイはダイヤモンドの輸入・卸や輸入代理店業のみならず、自社でのジュエリー製造や開発へと事業拡大を果たしました。まさにトータルカンパニーというわけですね。
そしてカシケイが2003年にブラウンダイヤモンドをブランドとしてスタートしたことは前述の通りですが、実はこのブラウンダイヤモンドというのがミソ。
今でこそカシケイの極上のジュエリーは人気の的となっています。しかしながら2000年初頭当時は、まだブラウンダイヤモンドに対する市場評価は決して高いとは言えないものでした。
なぜならダイヤモンドはカラーが無色透明なほどハイグレードとされ、一方で黄色みを帯びると価値が低いと判断されてきたためです。ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれる、ピンクやブルーを帯びた個体は、無色透明以上の価値を見出されることもあります。しかしながら黄色や茶色といった、採掘されるダイヤモンドの多くで見られる色味は、稀少価値という点でもジュエリー用途という点でもあまり好まれてこなかったのが事実です。
しかしながらカシケイは、このブラウンダイヤモンドに目をつけました。
なんでも、カシケイが懇意にするダイヤモンドの仕入れ先から、丁寧にカッティングを施されたブラウンダイヤモンドのルース(裸石)を紹介されたことがきっかけだとか。
選び抜かれ、そして熟達したカッティングの施されたブラウンダイヤモンドとは、かくも美しいものかと初めてカシケイのジュエリーを手にした時は思ったものですが、カシケイ自身もそう思い、オリジナルブランドとしての展開を決断したとのことです。
この試みは、控えめに言っても大成功を遂げています。
他のジュエリーブランドにはない味わい、そして独特の風合いや美しさは「自分だけのジュエリーを見に着けたい」といった現代人の心をわしづかみ、大ヒット。後述しますが、ブラウンダイヤモンドそのものの上質さやブラウンを活かしたグラデーションの洗練された気品が、目の肥えたセレブリティらにとっても特別な存在となりえたのでしょう。
芸能人で身に着けている方も多くいらっしゃり、今後もカシケイ人気はますます高まっていくことでしょう。
2.カシケイの製品特徴と代表コレクション
前項でご紹介したように、カシケイの製品特徴と言えば上質なブラウンダイヤモンドです。
茶色みを帯びたダイヤモンドは決して珍しいものではありません。むしろ、多くの採掘されるダイヤモンドは茶色みがかっていると言っても良いでしょう。
しかしながらカシケイはただブラウンカラーのダイヤモンドを使っているわけではありません。
間もなく100年に及ぼうとする歴史で培ってきたダイヤモンドへの審美眼や仕入れルートをフルに使い、上質なブラウンダイヤモンドのみを仕入れています。
その仕入れ先はインドやベルギー等となっており、カシケイの専任スタッフが独自の厳格な基準で選別。ブランド独自で買付を行うという徹底ぶりです。さらにその買い付けられたルースもそのまま製造へと流すのではなく、社内の厳しい管理下においてサイズや濃淡,カラーリングに分類して最適なジュエリーへと適用されていくとのことです。
そんな上質なブラウンダイヤモンドにマッチさせるゴールドもまた、カシケイ流。
なんと、このダイヤモンドのために、ブラウンゴールドを開発しているのです!ダイヤモンドの土台やフレームはゴールドやプラチナがポピュラーですね。しかしながらカシケイではブラウンダイヤモンドを引き立てるために、独自開発のカラーゴールドを作ってしまったというのだから驚きです。確かにカシケイのジュエリーは全体が調和しているのですが、こういったこだわりがあるためなのでしょう。
また、ひとくちにブラウンダイヤモンドと言ってもサイズや濃淡は個体によって異なることを活かし、あえて濃淡の異なる石を並べてグラデーションを演出したり、無色透明のダイヤモンドと組み合わせたりと、デザインとして昇華していることも大きな特徴です。
そんな美しきブラウンダイヤモンドとデザイン性を活かしたコレクションは、見事という他ありません。
代表コレクションを挙げると、ブラウンダイヤモンドを連ねてリーフをモチーフとしたネイキッド,ブラウングラデーションが活きたカシケイ ムク,大小あるいは濃淡を組み合わせることで唯一無二のきらめきを獲得したカシケイバンドなどなど・・・あくまでこれは一部となり、カシケイならではの幅広いコレクション展開が行われていることも、「自分だけのジュエリー」をお探しの方にとっては嬉しいところですね。
また、「カシケイ×エアロコンセプト」として、メンズ専用ラインもスタート。大人の男性をターゲットに、ブラウンダイヤモンドを取り入れつつレディースとは様相を異にするジェントルなコレクションで人々を魅了しています。
なお、カシケイ製品は全て、一点一点が熟達した職人らによって作り込まれており、美しいブランダイヤモンドに引けを取らない意匠であることも特筆すべき点です。
3.カシケイの価格帯と買取相場
カシケイは極上のダイヤモンドを用いているため、価格帯としてはハイエンドに位置付けられます。
どのジュエリーかにもよりますが(ピアスなのか、ネックレスなのか、あるいはリングなのか)、エントリークラスで10万円台~、ミドルクラスだと30万円台~、ラグジュアリークラスだと100万円オーバーが当たり前といった相場感です。
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一方で上質なダイヤモンドやゴールドを使っていること。またカシケイのブランドバリューは広く認知されていることから、同時に資産価値も高いと言えます。
中古商品もとても人気が高いため多くの買取店では積極的に高額買取を行っており、当店グリーバーでもカシケイのジュエリーは数万円~20万円以上のお値段を付けさせて頂くことが珍しくありません。
近年では金融緩和政策やコロナ禍におけるレジャー・飲食への消費自粛から「カネ余り」と言われており、投機目的でダイヤモンド・ジュエリーをご購入になる方もいらっしゃいます。そのためカシケイのような上質なジュエリーは今後も価値向上が見込まれているため、もしご購入を迷っている方がいらっしゃるのであれば、お早めの決断をお勧めいたします。
ただしご売却時には、カシケイの売買実績が豊富な買取店を選ぶことが重要です。とりわけブラウンダイヤモンドやカシケイそのものの価値をきちんと理解したうえで適正価格を付けるお店が良いですね。
あまりジュエリーの知識がないお店だと、ゴールドやダイヤモンドといった素材の価値だけで査定が行われるケースが往々にしてあります。カシケイご売却時は売買実績やそのお店の口コミをしっかりと確認するとともに、複数店に査定に出して比較検討したいところです。
4.まとめ
カシケイについてご紹介いたしました。
カシケイは20世紀初頭から連綿と培われてきたダイヤモンドのトータルカンパニーとしてのノウハウを強みに、ブラウンダイヤモンドをメインジュエリーとして展開しているブランドであること。上質なブラウンダイヤモンドにマッチするブラウンゴールドを開発したり、様々な濃淡の石でグラデーションを作ったりといった、他社にはない美しいコレクションにも定評があること。
製品は高価格帯とはなるものの、資産価値も比較的高く、今後ますます市場評価が上がる可能性があることをお伝えできたでしょうか。
特別な自分だけのジュエリーをお探しの方。カシケイを一度身に着けてみましょう!