自由に楽しく女性の日常を彩る!ポメラートのジュエリー
上質な製品を手掛けるハイジュエラーでありながら、プレタポルテの概念をいち早く取り入れ、女性の日常を自由に彩ってきたポメラート。
イタリア発の明るく、楽しく、美しいジュエリースタイルは、日本でも非常に高い人気を誇ります。
この記事では、ポメラートについて解説いたします。
1.ポメラートってどんなブランド?
ポメラートとは?プレタポルテを取り入れたとは、どういうこと?
冒頭のご紹介だけだと、このような疑問が思い浮かぶかもしれません。
ポメラートがどのようなブランドなのかを、解説いたします。
①概要
ポメラートとは、1967年にイタリア ミラノの地で創業されたジュエリーブランドです。創業者はピノ・ラボリーニ氏。氏は、ジュエリー業界にプレタポルテの概念を取り入れた立役者としても知られています。
プレタポルテとは、しばしばオートクチュールとの対義語で用いられるように、「既製品」というファッション用語です。主に洋服の仕立てについて用いられますね。なお、プレタポルテは英語の「ready to wear」を仏語にしたものです。
オートクチュールとは、顧客一人ひとりに合わせたオーダーメイドを提供することです。これに対してプレタポルテは、あらかじめラインナップとして用意し、大量生産によってお求めやすい価格で提供し、かつ様々な顧客に対応するスタイルを指します。もっとも「既製品」とは言え使い捨てのようなものではなく、ハイエンドなプロダクトを指すことがほとんどです。
ファッション業界でプレタポルテという用語が初めて公に出たのは1949年、ヴェイユ社の広告によるものとされていますが、プレタポルテ事業に意欲的に取り組みをスタートさせたのはデザイナーのピエール・カルダン氏です。
欧州を中心に、第一次・第二次世界大戦によって女性労働者が急激に増加し、戦後も女性の社会進出が目覚ましくなってきたこの時代。女性はより機能的で、自由な選択ができるファッションを求めていくようになったのでしょう。
そんな中、ピエール・カルダン氏にインスパイアされたポメラートの創業者ピノ・ラボリーニ氏は、どちらかと言えば保守的であったジュエリー界にも、プレタポルテの概念を取り入れることとなりました。
唯一無二の贅沢なオーダーメイドも素敵ですが、女性が自由に、そして気軽に日常に取り入れられるジュエリーに、ピノ・ラボリーニ氏は着目したのです。
このピノ・ラボリーニ氏の試みはジュエリー業界に一石を投じ、ポメラートの伝説的なエピソードの一つとして、今なお語り継がれております。
そんなポメラートは、革新的な歴史にふさわしく、自由闊達で楽しく、それでいてハイメゾンらしく美しいジュエリーで名を馳せています。
とりわけ、イタリアの青空や海、豊かな自然を象徴するような、様々なカラーリングのストーンをデザインコードとして用いていることがミソ。華やかで美しくて、身に着けていると気分をあげくれるのが、ポメラートのジュエリーの大いなる魅力です。ちなみにポメラートは、ハイジュエリーに早い段階からカラーストーンを巧みに用いてきたことでも知られています。
また、イタリアの自由な風土を思わせる、モダンな印象がきわめて強いモチーフもポメラートの特徴であり、アグレッシブに活動する女性の日常を常に彩る存在として親しまれてきました。もちろんハイメゾンらしく、高い作り込みと上質な素材使いにかけても、ポメラートは頭一つ抜きんでていると言えます。
なお、「作り込みの高さ」は、ポメラートが歴史的に宝飾細工を大切にしてきたがゆえでしょう。
自社の宝飾細工職人らの手によって魅力的なコレクションを生み出していくのみならず、イタリア ミラノの宝飾専門学校とともに「ポメラート・ヴィルトゥオージ」プログラムを立ち上げており、宝飾細工の技術・ノウハウを後世まで守り抜く取り組みを行っているのです。
現在のポメラートはグッチ等を率いるケリンググループ傘下として、世界各国でファンを増やし続けています。
日本国内でも東京や大阪を中心にブティック展開を行っており、ジュエリーにそこまで詳しくなくても、ポメラートの名前は知っている、あるいはポメラートのジュエリーを目にしたことがあるといった方は多いのではないでしょうか。
ハイメゾンには珍しくオンライン販売にも力を入れており、今後も多くの現代女性に愛され続けていくことでしょう。
②代表コレクション
ポメラートを代表するコレクションは「ヌードコレクション」です。
2001年に発表されたヌードコレクションは、華やかなカラーストーンと明るいデザインを有した、ポメラートならではの世界観を楽しめるジュエリーです。
ヌードコレクションは、ただカラーストーンを使っているというわけではありません。通常はストーンを支える役割として欠かせない「爪」を排すことで、まるでストーンが肌の上で浮かんでいるかのような外観を有するのが、ヌードコレクションの大きな特徴です。アメジストやトパーズ、ブラックダイヤモンドなどといった様々なストーンのモデルが展開されていることはもちろん、二種のストーンを組み合わせたスタイルなどもラインナップされており、一味違ったジュエリーが欲しいという方にお勧めしたい一大コレクションです。
他には愛らしいデザインが魅力のDoDo(ドド)シリーズも大変素晴らしいポメラート製品のうちの一つです。
このシリーズはクリエイティブディレクターのセルジョ・シルヴェストリス氏がモーリシャス島を訪れた際の経験とイメージをデザインにした物で、陸、海、空の様々な生き物をデザインとし、それぞれに意味を持たせているシリーズで大変人気です。
その他にはチェーンから着想を得たカテネ、自由で無限の感動を表現したい方に、とポメラートが掲げるマーマ・ノン・マーマ等、傑出したコレクションが揃っております。
2.ポメラートの価格と買取情報
明るく、自由で、それでいて伝統的な金細工を味わえるポメラートの製品ですが、作り込まれているがゆえに、どうしても価格は高くなりがち。例えば一番人気のヌードコレクションのリングだと、エントリークラスでも20〜30万円台程度となり、使われるストーンがダイヤモンドなどだった場合は、100万円超となることも結構あります。
一方でポメラートは人気ゆえ、再販価値が高いという側面もあります。品質がよく、また時代を超えて愛されるデザインゆえ、年式を経ても普段使いできる製品が多いこと。定価の高さゆえ、価格が抑えられる中古需要が高いことなどから、積極買取を常時行っている業者は少なくありません。
当店グリーバーでも、ポメラートの現行モデルはもちろん、昔のモデルも積極的に高値買取をさせて頂いていると自負しております。もし使っていないポメラートがあれば、ぜひ査定にお持ち込み下さい!
なお、ポメラートの売薬は、必ずジュエリー買取のノウハウを持つ専門店にお任せしましょう!
なぜならポメラートには、ダイヤモンドのように明確な品質規格を持たないカラーストーンがあしらわれたモデルが多いためです。カラーストーンの取り扱いに慣れていない業者だと買い叩かれたり、買取を断られたりするケースがあること。またポメラートのように再販できるブランドであっても、そのブランド価値を理解せず、素材だけの価格で査定を行う業者も多々見受けられることが背景としてあることは知っておきたいですね。大切なポメラートを少しでも高く売るためにも、信頼できる売却先の検討はきわめて重要です。
信頼できる店舗選びのためには、ジュエリーの買取実績が豊富、口コミが良い、サイトが見やすく、価格面等がきちんと記載されている、といったところをチェックするのがポイントです。
3,まとめ
ポメラートについてご紹介いたしました。
明るく華やかなカラーストーンをデザインコードとしたヌードコレクションを中心に、現代女性の日常を彩るポメラート。
これからも時代を超えて愛され続けるジュエリー業界の代表的存在であることは間違いありません。