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金の純度と種類について

金製品

「こちらのネックレスは18金です。」というような表現は、貴金属類を購入する際によく耳にすることと思います。

さて、
この18金、K18や18Kといった表記もありますが、何を意味するかご存知でしょうか?

18金の他にも24金や10金、K18WGなど、ゴールドが地金のジュエリーには様々な符号のようなものがありますね。

ひとくちに金といってもその純度や種類は様々で、特性や価値も異なります。
こういった金の判別に欠かせないものがこの符号なのです。

今回は、金の純度や種類、それを表す符号について解説いたします。

1.金とは?純度と種類について

金とは元素記号Au、原子番号79の金属で、「貴金属」と称されることもあります。
その歴史は古く、人類が初めて手にした金属が金であると言われているほどです。
英名のゴールド(Gold)はサンスクリット語の「輝く」が語源となり、そのまばゆさ、そして稀少性から、古今東西大変高い価値で取引されてきました。
この輝きの秘密は金が光の中で青だけを吸収し、その他の色は反射する、といった特性に由来します。
他にも錆びづらい、熱や電気伝導率が高い、柔らかく展延性に富む、などが特性として挙げられます。
同じ金でもこの価値や特性を大きく変える純度と種類とは、どういったものなのでしょうか。

①金の純度とは?

「純金」とは、純度100%の金のこと。
しかしながら金そのものは非常に柔らかく傷つきやすく、普段使いの装飾品としては適しません。
そこで、金パラジウムや銅などの割り金(わりがね)を配合して合金とし、硬さを調整することが一般的です。
この割り金以外の金の割合が、表記される純度となります。

②金の純度を表す符号

金の純度には単位があり、カラット(Karat、イギリスではCarat)が使用されてきました。
ダイヤモンドのカラットは重さですが、金におけるカラットは純度、つまり金含有率のこと。品位と称する人もいます。
K24やK18など数字の前についたKがカラットの略で、金の純度を表す大切な符号です。
日本ではカラットを金と置き換え、24金、18金などと称することもあります。
その場合、純度は100分率ではなく24分率が適用されます。
そのため、金純度99.99%のほぼ純金が24Kとなります。
22Kが金純度91.7%、20Kが83.5%、18Kが75.0%、14Kが58.5%・・・といった具合ですが、K24、K22、K18、K14、K10が実際に市場に多く出回っている純度です。

純度別の使用例をご紹介いたします。

K24(金純度99.99%)

インゴット(地金、金属塊)などの資産として、またカナダやオーストラリアなど一部の国での金貨としてが主な用途となります。ちなみに金箔は純金と思われがちですが、加工をしやすくする為、K23程の純度の物が一般的です。

K22(金純度91.7%)

割金が少なく、ジュエリーとしては適さない強度ですが、アジアの一部の国で装身具に用いられている事も多いです。また、イギリスなど一部の国での金貨としても採用されてきました。

K18(金純度75.0%)

日本国内ではもっとも多く小売市場に流通している純度です。ネックレスやリングなどジュエリーの他高級時計などにも使用され、日常使いに適した硬さ、それでいて金そのもののような輝きを有します。
K14(金純度58.5%)を下回るとK18に比べよりリーズナブルなジュエリーに使用されることとなります。文房具や楽器の一部に用いられることもあります。
K10(金純度42.0%)程度までなら、金そのものの輝きが大きく損なわれることはありませんが、やはり色味は薄くなりがちですし、純度が低いほど金属アレルギーリスクが高まります。
純度を表すこれらの符号は、大半のメーカーが製品に刻印しています。
ところでK18、18金、18Kなどカラットだけで様々な表記が存在しますが、日本の造幣局が公式に定めたものはKが数字の頭にくるものと数字+金になります。数字+Kは海外で使用されており、稀に不正確なこともあるので注意が必要です。
ちなみに、なぜ100分率ではないのか、わかりづらいと思ったことはありませんか?
これは、カラット表記が始まったのは、現在のパーセンテージで表す100分率が発見される以前であった為です。
それだけ金と人々の関係性が長いことをうかがえますね。
シルバーやプラチナの純度表記は近年のため、1000分率が用いられます。

③金の種類とは?

K18の後に、WGやPGなどの表記が入っていることがあります。
これはホワイトゴールドやピンクゴールドの略で、同じ金でも色味がついているものを種別した呼び方です。
金は金色じゃないの?と思うかもしれません。
実は金に割り金を配合する際、その割り金の種類によって金色とは異なる様々な色相を帯びるのです。
これは、金の他金属との融解性を活かした加工法で、硬さだけでなく色合いも楽しめるとあって現在ジュエリーにおいては広く人気のある手法となってきました。
この色味を帯びた金をカラーゴールドと呼び、分別されます。

④カラーゴールドの種類

一般的にカラーゴールドはK18またはK14の金純度で配合が行われます。
代表的なカラーゴールドの種類と配合する金属、配合率についてご紹介いたします。

イエローゴールド(YG)

割り金と配合率:金75%、銀鉄12.5%、銅12.5%。
特徴:純金に近い色味で、ゴージャスな輝きを楽しめます。ちなみに銀鉄と銅の配合率にはバリエーションがあり、銀鉄と銅が4:6の時はしぶろく、5:5はごうごう、6:4はろくよんと称されることもあります。

ピンクゴールド(PG)

割り金と配合率:金75%、銅鉄17%前後、銀数%、パラジウム数%
特徴:カラーゴールドの中では比較的新しい種類ですが、優しく上品な色合いから、高い人気を誇ります。割金25%の内、銅の配合率を70%以上に多くすると赤みが増しますが、銅が多めでもパラジウムを加えるとピンクが強まります。

ホワイトゴールド(WG)

割り金と配合率:金75%、パラジウム25%(パラジウム12.5% 銀12.5%の割金もあります)。
特徴:プラチナの代用品として開発された経緯があるため、輝く白銀が魅力のカラーゴールドです。実際のホワイトゴールドはややくすんだ金色ですが、ロジウムメッキをコーティングしてプラチナのような色味を演出します。ニッケルを配合したものをハードホワイトゴールド、パラジウム配合をソフトホワイトゴールドと呼ぶこともありますが、現在はパラジウム配合が主流のようです。

レッドゴールド(RG)

割り金と配合率:金75%、銅25%
特徴:赤割り、赤金(あかがね)とも称します。誕生当初はジュエリーには向かないと言われましたが、銅が出す高貴な赤みは世界中のセレブリティの間で徐々に広まり、一般向けジュエリーにも使用されました。銀を少量配合したローズゴールドは全てレッドゴールドが原点となっています。銅の配合が多く硬質である為、加工のし辛さがあり、近年では一般的にジュエリーに使用される事はほとんどありません。

グリーンゴールド(GG)

割り金と配合率:金75%、銀25%
特徴:青割り、青金(あおがね)とも称します。ほんのりと緑がかったさわやかな色調のカラーゴールドです。割り金が銀であるためやわらかく加工しやすい特性を持ち、植物などをモチーフとした金細工などで広く使われてきました。

この他、鉄を配合したブルーゴールド、アルミニウムを配合したパープルゴールド、パラジウムやプラチナを配合したブラックゴールドなどなど・・・
割り金によって、その種類のバリエーションを豊かにしています。

ちなみにK18やK14などの表記の後にGPやGFという刻印があったら金メッキ・金張りとなりますので、注意が必要です。

2.金の純度や種類によって価値は違う

では、金の純度や種類によって価値は変わるのでしょうか。
お手持ちの金製品をこれから買取に出す方は気になるところでしょう。

純度に関しては、やはり高ければ高いほどその価値も上がります。

一方でカラーゴールドの種類に関しては一概には言えません。
金そのものの価値は純度となりますが、配合している割り金によっては高い評価を得るものが存在します。
パラジウムなどのレアメタルが良い例ですね。
また、カラーゴールドはジュエリー用途がほとんどです。
そのため金そのものの価値と併せて世間の需要も無関係ではなく、買取店によってはジュエリーとして人気のあるピンクゴールドを高値で買い取る、といったようなケースもあり得るかと思います。
いずれにせよ一般の方が割り金や需要を把握することは難しいので、売却の際は一度信頼できる買取店スタッフに相談することをおすすめします。

3.ジュエリーに使用された金は、買取後どうなるのか

宝石を支える土台や鎖状のネックレスなど、ジュエリーとして使用されている金。
インゴット(地金、金属塊)の所有者でもない限り、お持ちの金はこういった状態がほとんどでしょう。
こういった金製品は、そのままジュエリーとして再販できるものとそうでないものとに分かれます。
金はやわらかいので変形してしまっていたり、傷がついてしまっていたりするものもあるかと思います。
後者の場合も純度が同じであれば金の価値は変わりません。どんな状態の金でも買取店は引き受けます。
なぜなら、金は溶かしてまた固めることが可能なため。その際、割り金も精製して取り除くことができるのです。
再び金そのものとなると、ジュエリーになったり地金になったり、あるいは産業用に使われたりと、金は何度でも蘇ることができます。
金の稀少性は採掘量の少なさで、さらに減少傾向にあると言われています。
一方でこういった金のリサイクル可能な半永久性から、これまで採掘されてきたものの8割以上が現存するとも言われているのです。
例え壊れた金製品でも、買取店に持ち込んで査定してもらうことが可能です。
逆に「変形しているから金の価値が下がる」なんて言うお店は信用してはいけません。

4.まとめ

金の純度と種類、それを表すカラット表記などの符号についてご紹介いたしました。
冒頭で述べた18金またはK18は金純度が75%であること。
また、その中にもイエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドなど割り金によって種類があることなどをご理解いただけたでしょうか。
この種類によっては価値が異なってくる可能性があります。
ただし、壊れていたり変形していたりしていても、金そのものの価値は変わりません。
これから金製品をお売りになる方は、信頼できる買取店をじっくり選んで、まずお店のスタッフに相談してみることをおすすめいたします。



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