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稀少価値No.1!パライバトルマリンとは?買取価格はいくら?

パライバトルマリン

えも言われぬ、美しきネオンブルーをした宝石「パライバトルマリン」をご存知でしょうか。鉱物学的にはトルマリンの一種ですが、パライバトルマリンはどの石とも違った、唯一無二の青みを湛えます。

超稀少なことでも有名で、きわめて産出量が少ないことから、最上質のものは1カラット当たりの価格は現存する全ての宝石の中で最高峰とも言われています。以前、TBS放送の『マツコの知らない世界』でも、アレキサンドライトやパパラチアサファイアと並んで「世界三大稀少石」として紹介されましたね。

この記事では、パライバトルマリンとはどういった宝石なのか。その買取相場や買取時の査定についてご紹介いたします。

バライバトルマリン

1. パライバトルマリンとは?

① DATA

鉱物名:トルマリン
和名:リチア電気石(エルバイト)
色:青、緑
モース硬度:7~7.5
劈開:不明瞭
原産国:ブラジル、アフリカ大陸
宝石言葉:希望、原点、友情など

② 歴史

1989年、ブラジル北東の端に位置するパライバ州バラウラ村。そのバターリャ鉱山から、これまで人々が目にしたことのないような美しいブルーのトルマリンが見つかりました。「海の色とも空の色ともつかぬ青」など、様々な表現がされてきたネオンブルーが特徴の石です。それ以前にもこの色味のトルマリンが、全く採掘されなかったわけではないようです。ブラジル自体が、トルマリンの産地としても有名ですね。それでもパライバ鉱山から産出されたものほど美しく、粒の大きさもちょうどよい、という個体はありませんでした。

そこで、産出地の名前を特につけたパライバトルマリンとして売り出されるようになります。

当初は安値ながら「これまでにないトルマリン」として販売されました。徐々に人々がその美しさに心を奪われ始めると、価格が上がり高値で取引されるようになっていきます。

さらに、1989年のパライバ鉱山での発見当時は大量に産出したのですが、採掘はその一年間のみ。品質の良いパライバトルマリンは枯渇したとも、鉱山の利権争いで採掘困難になったとも言われていますが、稀少になったことは確かです。

かなり古い地質時代の地層から産出されるため、採掘自体が難しい、と言うのもあるのでしょう。

その後、アフリカのナイジェリアでもパライバトルマリンと似た成分のトルマリンが発見されます。ナイジェリアの鉱山は2005年には採掘されなくなりますが、その後同大陸のモザンビークなどでも産出が確認されました。しかしながらブラジルのパライバ産に比べると品質は劣ると言われます。そのため、アフリカ産が出回った当初はパライバで産出されたもののみをパライバトルマリンと呼ぶ人もいました。

今では産地によって呼び方を区分けすることはありませんが、「今市場に流通している良質なパライバトルマリンは全て1989年の一年間に採れたもの」という見解も耳にすることがあります。また、同じパライバトルマリンでも産地によって買取価格に差がつきます。

バライバトルマリン

③ 特徴

パライバトルマリンは、冒頭でもご紹介しましたが、鉱物学的にはトルマリンの一種です。その類まれな美しい青から、特に区別してこう呼ばれるようになりましが、トルマリンと特性を共通するところは多々あります。

例えば熱を加えると静電気を帯びる「電気石」であること。ちなみに電気石の中にも種類があり、パライバトルマリンやその他高級ジュエリーに使用されるトルマリンはリチア電気石(エルバイト)と呼ばれます。電気石の中でも、色や結晶にバリエーションがあり、宝石として理想とされる個体です。

また、劈開は不明瞭で靭性は普通。比較的安定した鉱物ですが温度変化に弱く、高温にさらされると変色を起こしたり、急激な温度変化があると砕けてしまったりする可能性があります。

先に特性をお話しましたが、パライバトルマリンの何よりの特徴と言えば、その美しいカラーでしょう。

サファイアとも違う。アクアマリンとも違う。タンザナイトとも違う。どの天然物とも違った、ネオンライトのような蛍光ブルーを湛えています。トルマリン自体がオンリーワンの宝石です。トルマリンの語源はturmaliで、これはシンハリ語(スリランカの公用語)の「色の混ざった石」。確かにトルマリンには多種多様の美しい色味の石が目立ちますが、その中でもパライバトルマリンは群を抜いて格別ですね。

この格別な理由。それは、他のトルマリンとパライバトルマリンでは、発色の要因が異なるのです。

青色系トルマリン(インディゴライトなど)の発色は鉄が関係しています。しかしながらパライバトルマリンは、銅、そして赤色発色のマンガンも少量混ざっていることであの美しいネオンブルーを実現しているといわれています。(ネオンを生み出すのは銅が一番の要因となります)。

この銅の含有量は、産地によって異なります。一般的にアフリカ産は含まれる銅が0.1%~0.8%ほどであることが多いのに対し、ブラジル産の個体はそのほとんどが1.4%以上の銅を含んでいるといわれています。そのため、アフリカ産などでは、ネオンが弱かったりグリーンがかったパライバトルマリンも少なくありません。もちろんパライバ産のものでも色が薄いもの、グリーンがかった石もありますが、その色味の美しさと品質には定評があります。

また、石を見る角度によって色や濃淡を変化させることも大きな特徴です。

パライバトルマリンは小粒の個体が多いため1カラットを超えるパライバトルマリンがセッティングされたジュエリーなどは、高額査定でのお買取りが可能です。

バライバトルマリン

2. パライバトルマリンの買取相場

パライバトルマリンの買取相場をご紹介いたします。

一般的に、S~Dクラスに分類され、また、前述の通り大粒のものの稀少性が高いことから、1カラットを超えると大幅に買取額が上昇します。

■1ctのブラジル産パライバトルマリンのランクごとのお買取り相場

Sランク 1,000,000円
Aランク 500,000円
Bランク 150,000円
Cランク 30,000円
Dランク 5,000円

◆おおよその相場となります。内包物の多さ、カット、その他要因により多少前後します。
◆上記価格の前後20%程は時期や情勢で前後する可能性がございます。
◆色味が同様でも、ネオンの強弱で買取価格は異なります。
◆上記相場はブラジル産のもので、アフリカ産のパライバトルマリンは価格が下がります。
◆パライバトルマリン分析報告書の無い物はブルートルマリンとしてお買取りとなる場合があります。

3. パライバトルマリンの査定ポイント

最後に、宝石・ジュエリーの買取店が、査定に出されたパライバトルマリンのどこを見ているかを解説いたします。もしパライバトルマリンがお手元にございましたら、ぜひ見比べてみてくださいね。

① 色

パライバトルマリンの大きな特徴である色味は、査定額に大きく影響を及ぼします。

特に蛍光性の強いネオンブルー、次いでトルコブルー(ターコイズブルー)の個体の評価が高くなります。

色味の濃さも重要で、緑色だと査定が下がります。

なお、トリートメント処理が施されている個体も少なくありませんが、査定時の扱いはお店によって異なります。

トリートメントの有無は、一般的に鑑別書に記載されます。

バライバトルマリン

② カラット数

採掘されたパライバトルマリンは、ほとんど欠片のような状態で産出するといわれています。そのため1カラットを超える個体は稀で、コンディションなどによっては数十万円~100万円、2カラット以上ともなると200万円超えといった買取相場になるものもあります。

とは言え小粒のパライバトルマリンに価値が無いかと言うとそのようなことはありません。パライバトルマリンで、品質の良いものは0.3ct程でも高値でお買取りできます。

③ クラリティ

トルマリンは傷や内包物といったインクルージョンが多い宝石です。しかしパライバトルマリンはインクリュージョンが多くても著しく価格が下げられるとは限りません。

もちろん、インクルージョンが極めて少なく透明度の高い石のほうが高値とはなりますが、お持ちのパライバトルマリンのクラリティに自信が無いからと言って売却を諦めてはいけません!

④ つや・照り

つや・照りに明確な定義はないのですが、華やかな輝きがあることや光沢があり深みのある質感かどうかが査定時にポイントとなる場合があります。

とは言え、前述したカラーやカラットと比較すると大きな影響はそこまでありません。

⑤ 鑑別書

ダイヤモンドやゴールド・プラチナなどの貴金属であれば石の真贋にある程度の基準や広く普及している分析器などがあり、真贋の判断は比較的簡単です。しかしながら色石は熟練した鑑定士でも難しいと言われるほど。特にパライバトルマリンのような希少種ではなおさらです。

そこでお勧めしたいのが鑑別書です。鑑別書は石の品質については言及していませんが、その石がどのような鉱物か、宝石名やカラット数、どのような加工処理が行われたかなどが記載されます。

また、分析報告書と言うものもあります。先ほど、トルマリンの中でもパライバトルマリンは銅の含有量が見られる、というお話をいたしました。この分析報告書には銅やマンガンなどの含有量が記載されており、ブラジルのパライバ産の個体は銅含有量が高いことから、品質や産地の特定などに利用されることもあります。

鑑別書または分析報告書をお持ちでしたら、ぜひ一緒にお買取りに持ち込みましょう。

お持ちでない場合でも、ご安心ください。熟練した鑑定士がいるお店であれば、適正価格を出してくれます。しかしながらこういった希少種は値付けがお店によって大きく異なるため、何店舗か周って査定額を比較することを忘れないでくださいね。

4. まとめ

世界三大稀少石に名を連ねる、とにかく美しいブルーが特徴のパライバトルマリンについてご紹介いたしました。

どの宝石の青とも違った色味はもちろん、産出量の少なさから年々価格が上昇している至高の逸品。メディアで紹介されたこともあり、今後ますます価値は高まっていくでしょう。

パライバトルマリンの市場動向から目が離せません!



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