Contents資産価値として有用性高いジュエリージュエリーを高く売ることが難しい2つの理由①プロでも査定が難しい②買取額に過度な期待をしがちジュエリーを高く売る時に気を付けたいポイント6選 ①鑑別書/鑑定書をつける②宝石専門の買取業者を選択する③実際の買取実績や転売先の有無を知る④買取方法やサービスの豊富さをチェック⑤複数の業者に査定してもらう⑥ジュエリーのお手入れをするまとめ 資産価値として有用性高いジュエリー 街中やインターネット上にはジュエリーの高額買取を大々的に掲げる業者が数多く見られます。 一方で「二束三文で買い叩かれた」なんて声を耳にすることもしばしば。 実は、ジュエリー、特にダイヤモンドなど宝石が付属したものを高く売るためには、抑えなくてはならないポイントがあるのです。 そこでこの記事では、ジュエリーを高く売る時に気を付けたいポイントを6個ご紹介いたします。 玉石混交な買取市場で、あなたの大切なジュエリーを適正価格で売りましょう。 ジュエリーを高く売ることが難しい2つの理由 一般消費者にとってジュエリーを高く売るということが難しい理由を2つご紹介いたします。 ①プロでも査定が難しい 購入の際にも関わってきますが、実はジュエリーの売買に関する法律や国際条約は整備されていません。 売ろうと思うジュエリーはリングやネックレスなど、ジュエリー等のアクセサリーになっている思いますが、 ジュエリー買取の際、ダイヤモンドやルビー、サファイヤなどの「石」とそれを支える土台の「地金」それぞれに値付けが行われます。 この地金に使用される金やプラチナには明確な査定基準があるのですが、 宝石に関してはまだまだ甘い状態。 もっと正確に言えば明確な査定基準は存在しません。 ダイヤモンドであれば【4C】―カラット(重量),カット(プロポーション),カラー(色),クラリティ(透明性)―などの基準が存在しますが、一般の方にわかるものではありません。 それがルビーやサファイヤなどの「色石」ともなれば尚のこと。 そもそも、買取業者側が「石」の価値判断をできずに、安く買い叩かれてしまうという現象が起こるのです。 ②買取額に過度な期待をしがち ジュエリーは高額商品。そのため、買取額も相当高くなるだろう・・・そんな期待をしてしまいます。 しかし、ジュエリーの価格には、ルース(裸石)や金・プラチナの価値だけでなく、製作費、流通費、人件費、ブランド代などが関わってきます。 バブル時代には、今の10倍以上の金額で売られていたものも少なくありません。 そのため、実際に売る時になって購入額と違う!というのは当たり前のことです。 大きくて良質なダイヤモンドのジュエリーや、カルティエやハリーウィンストン、その他高名なデザイナーが手掛けた一点物のリングやネックレスであったりすれば金額的に高額買取となりますが、購入した時の価格と比べれば数分の一となってしまいます。 売却を希望される時は、過度な期待は一旦捨てて、お手持ちのジュエリーを「適正価格内でより高く売る」ことに注力しましょう。 ジュエリーを高く売る時に気を付けたいポイント6選 では、実際にジュエリーを高く売るために抑えておくべきポイントをご紹介いたします。 ①鑑別書/鑑定書をつける 宝石のついたジュエリーを購入する際、ほとんどのショップで石そのものの鑑別書/鑑定書が付属します。 この鑑別書/鑑定書は宝石鑑定機関が発行したもので、「石の真贋、種類、処理」を見極める非常に大切なもの。 ダイヤモンドだけでなく、とりわけルビーやサファイヤなどの色石は鑑定が難しいため、正式機関のお墨付きは不可欠です。 ちなみに、ダイヤモンドのグレードが示されたものが「鑑定書」ダイヤモンドを含め、グレードは関係なく宝石の種類、処理などは示されたものが 「鑑別書」 です。 もちろん実際の査定額は相場などによって変わってきますが、鑑定書がないと熟練でない鑑定士は品質を見極められず買取価格を安くせざるを得ません。 また、ブランド品であれば、ジュエリーに付属していた専用の箱なども一緒に持って行くと、買取額をアップしてくれる業者もあります。 ②宝石専門の買取業者を選択する 一般消費者がジュエリーを売る最大の関門は買取業者選びだと思います。 しかし、ここも要点を抑えるだけで、かなりスムーズな売買が可能になります。 まずは、買取業者は宝石専門、もしくはそれに準ずるところを選びましょう。 質屋やリサイクルショップでもジュエリー買取を行っていますが、買取店の多くはダイヤモンドですら査定の基準も曖昧で、ノウハウを持たずほとんど地金だけの価値で値付けしがち。 ひどい所では、上質であってもサファイヤやルビーなどの色石は全く評価しないケースもあるのです。 宝石専門買取業者の中でも特に、GIA(米国宝石学会)の宝石教育プログラムを習得したGG(グラジュエイトジェモロジスト)など宝石業界の権威である経歴を持った鑑定士がいるとベストですね。 またジュエリーのタイプにもよりますが、ダイヤモンド以外の色石の買取実績がある業者を選ぶようにしましょう。 現在、色石の買取専門店は増えてきています。 お手持ちのジュエリーと似た物の多くの買取実績があったり、買取強化していたりするお店がオススメです。 ③実際の買取実績や転売先の有無を知る 実際の買取実績・具体的な買取額を明示している業者を選びましょう。 その際、設立年の長さや口コミなども調べるとより安心です。 同時に、実際に買い取ったジュエリーをどのように転売するか、販売ルートを確立してるかがかなり重要。 良い転売先を持っているということは、買取価格を高くする事ができる業者だとわかります。 買取と併せて、自社で販売も手掛けているところは特におすすめです。 ④買取方法やサービスの豊富さをチェック 実際の店頭にジュエリーを持ち込まなくても、宅配買取サービスを行っている業者は増えてきました。 その際、成約しないと送料やキャンセル料をとるところはおすすめできません。 査定は無料。これが基本です。 皆さんは大切なジュエリーを発送することに抵抗を覚えるかもしれませんが、輸送中に事故が発生した場合、全額保証を設けている業者もありますのでぜひチェックしてください。 一般的に、競合他社の多い地域でしっかり営業している買取業者は優良なお店であることが多いです。 どうせ売るなら、「良いジュエリーをどこよりも高価買取!」といった企業努力に余念のないところを選びたいですよね。 ⑤複数の業者に査定してもらう 査定は一社だけでなく複数の業者にお願いしましょう。 と言うのも、前述のようにダイヤモンド以外のジュエリーは明確な査定基準が確立されておらず、業者によって価格差が何倍も異なるなんてことはザラにあるのです。 その際、「リングやネックレスの土台部分」「石」それぞれがいくらなのか、内訳を明確にした業者を選んでください。 一般消費者がダイヤモンドを始め、宝石の相場を知ることは非常に難しいです。 複数の査定額を見て、お手持ちのジュエリーの相場を判断するのが得策でしょう。 ちなみにすぐには売らない場合でも、査定結果は保管しておくことをおすすめします。 後々売る時になって、「これだけの評価をされた」という事実は間違いなくメリットとなります。 ⑥ジュエリーのお手入れをする いざ売る!そうなったら、できる限りジュエリーを洗浄しましょう。 汚れは落としておくに越したことはありません。 気を付けたいのが、ジュエリーの種類によってお手入れ方法が異なること。 例えばエメラルドは内部にヒビや空洞があるため、超音波洗浄は石が割れてしまう可能性があります。 オパールはやわらかいため、強くこすると表面に傷がついてしまいます。 金やプラチナも金属同士が擦れ合わないように洗浄しましょう。 ほとんどジュエリーは洗浄しても問題ないですし、水、ぬるま湯などに数十分浸けておくと汚れが取れやすくなり、古い歯ブラシなどで表、裏をこするだけで簡単に綺麗になるはずです。 くれぐれも、高温のお湯や、超音波洗浄機は使わないようにしてください。 洗浄がご不安な場合は、簡単な水洗いと乾拭きに留めておくことが無難です。 宝飾店で有料の洗浄をしてくれるお店もありますが、売却を前提とした場合余計なコストがかかってしまうので無理にピカピカにしようと思わないようにしましょう。 まとめ 以上がジュエリーを高く売るために気を付けるべきポイントとなります。 二大柱は買取業者の選択と複数の業者に査定をしてもらう。です。 売却前にジュエリーの保存状態もチェックすることをおすすめします。 そうは言っても、ジュエリーの醍醐味は「売ること」ではなく「身に着ける」こと。 思い出や気持ちの詰まった品々は、買取額で価値を判断できるものではありません。 あまり神経質にならず、納得のいく金額であれば売却するということが最も大切ではないでしょうか。 ジュエリー・宝石の買取ページへ行く ジュエリー・宝石の価値をもっと知る Related Posts 宝石がついたジュエリー製品の買取査定の内訳を徹底解剖! 日本で人気の結婚・婚約指輪ブランド~4℃・スタージュエリー・アイプリモ~ 宝石買取の裏話 イミテーションダイヤと合成ダイヤと本物との見分け方は?プロが徹底解説!