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銀の買取価格はどう決まる?高値で売る方法とは?

銀の買取価格はどう決まる?高値で売る方法とは?

金やプラチナなどは「高額買取」「資産価値」として有名ですが、同じく貴金属の仲間として古代から親しまれてきた「銀(シルバー)」も買取対象であることをご存知でしょうか。
意外と知られていませんが、実は銀製品や、ネックレス・リングといったシルバーアクセサリーは売却することができます。

ものによっては、少しのコツを抑えるだけで普通に売るより高額買取してもらえる可能性もあるのです。
この記事では、銀の買取価格の決まり方や高値買取対象となる銀、またそのコツおよび銀製品のケア方法をご紹介いたします。

1. 銀(シルバー)とは?

銀は、貴金属の一種で、原子番号47、元素記号はAgです。
Agはラテン語で銀を意味するargentumにちなみ、日本では白銀(しろがね、しろかね)と呼ばれてきました。

貴金属というと、文字通り「貴重な」金属を指します。
でも、金やプラチナと比べると、銀は安価な印象ですね。

しかしながら銀は、歴史的には金よりも貴重であることが多かった唯一の金属でもあります。
その歴史や特性、用途をご紹介いたします。

① 銀(シルバー)の歴史

銀が発見されたのは紀元前4000年頃と言われています。

今でこそ精錬技術の発達で銀の生産量は増えていますが、当時は銅や鉛などの鉱物から一緒に採れる副産物的な立ち位置でした。そのため、稀少性が高く、多くの地域で金よりも価値あるものとして扱われました。
特に古代エジプトや古代インドではその傾向が顕著だったようで、遺跡などから発掘される装飾品はほとんどが銀ではなく金製となっています。

さらに、金製品を銀メッキした宝飾品も見つかっています。

紀元後1000年くらいまでは「金より銀」という価値観が一般的でした。実際、中世ヨーロッパで貴族や富豪に愛されたぜいたく品が銀食器であったり、中国では銀製品を取り扱うお店を「銀行」と呼んだりしているという記録があります。

ちなみにティファニーをアメリカで有名にしたのは、ダイヤモンドやプラチナではなく、シルバーアクセサリーです。

また、金貨と並んで銀貨の流通も古くから見られ、重要な立ち位置を占めました。

銀貨は、世界各国ほとんどにおいて高い価値として認識されていたことから、国際通貨としても活躍しています。
紀元前6世紀頃、質の良さや価値の高さから地中海沿岸での通商に使われたギリシャの「アイギナ銀貨」や、アメリカ最初の貨幣「シリング銀貨」などは、歴史好きの方ならご存知かもしれません。
加えて、19世紀に入り銀の産出量が増え、価格が下落するまでは、中国、日本など、かなり多くの国家が、銀を本位貨幣(正貨)としていました。

またヨーロッパでは、金銀複本位制が採られていました。
このように、銀は現在では金・プラチナよりも安価となりますが、歴史的には金同様に富と権力の象徴であり、まごうことなき貴金属として愛され続けてきました。

② 銀(シルバー)の特性

貴金属の条件は「稀少価値が高い」という以外にも「輝きがある」、「変化がない」など様々です。
そして、銀の特性を知ると、その条件に大きい部分でマッチしていることがおわかりいただけます。

銀の特性は以下の通りです。
・金に次ぐ展延性の高さ
・酸化しづらく、錆びづらい(金・プラチナと違い錆びないわけではない)
・腐食に強い
・全金属の中で、熱および電気伝導率が最大
・可視光線の反射率も最大。よって独特の輝きがある
・硫黄分と反応する。そのため、かつて毒見として使われたのが銀食器の大きな目的であった
・硫黄分と反応し、表面に硫化物を生成。空気中の硫黄物と化合すると黒ずんでしまう
・殺菌・抗菌作用がある
・比重は金の半分

このように、金とも似た部分があり、何より「錆びづらい」ということは貴金属としては大切な条件です。

古来よりこの特性が着目され、装飾品、副葬品など特別なシーンで銀が重宝されてきました。
なお、「黒ずんでしまう」性質ですが、この時間をかけて得た独特の色味や風合いを「味わい」として楽しむ方法もあります。
黒ずみを表現するために、あえて硫黄でいぶして製造したものを「いぶし銀」と呼びます。

③ 銀(シルバー)の用途

銀は、伝統的に装飾品、通貨、食器や調度などに使用されてきたことはお話しましたね。
近年では、銀の特性が見込まれ、産業用途して幅広い分野で活躍しています。

例えば銀の熱伝導率の高さから、冷蔵庫やエアコンの熱交換器として、また、コンピュータ接合部の素材などにも使用されています。
腐食しないため、電化製品の長持ちにも繋がります。

また、抗菌剤としても使用され、抗菌加工製品の一部に銀化合物が用いられることも珍しくありません。
銀の産業用途は今や銀供給の6割ほどを占めています。

さらに、実は投資対象でもあることをご存知でしょうか。
貴金属の投資と言うと金やプラチナが主流ではありますが、「ローリスク・ローリターン」なことから気軽にできるとして、銀投資は個人投資家やファンドに着目されてきました。
ヨーロッパやアメリカでは銀投資が盛んですし、中国では、歴史的に銀貨などを収集し貯蓄の手段としています。

このように、金やプラチナといった貴金属と匹敵する幅広い用途として活躍しているのが銀です。

2. 銀(シルバー)の買取価格はどう決まる?

では、銀は、金やプラチナ同様に買取対象となる素材なのでしょうか。
答えはYESです。
銀の買取価格の決まり方と、相場についてご紹介いたします。

① 銀(シルバー)の買取価格は純度で決まる

K18やPt950といった純度表記がなされる金やプラチナ同様に、銀にも純度(品位、含有率)があります。
銀もそのままではやわらかく、日常で使うには不向きなため合金によって硬度を調節するためです。
1000分率で表され、純銀は999、そしてこれに近いほど素材としての価値は上がります。
シルバーアクセサリーや銀食器などに施される刻印はAg999やSV999などと表記されます(国際的にはAgが推奨されている)。

そんな純度のなかでAg925というものがあります。
これは92.5%の銀純度で、スターリングシルバーとも呼ばれます。
スターリングとは「本物」「信頼できる」という意味の英語で、現在シルバーアクセサリーを始めとした銀製品では主流となります。強度を保ったまま、銀の美しさを最も楽しめる品位、と言われており、実際日用品としても問題なく使える程度の硬度となります。
起源は12世紀頃、東ドイツのEasterlingと呼ばれる貨幣鋳造家が、イギリスでの銀貨でこの品位を伝えて以降、「スターリング」として広まりました。
刻印は925‰(パーミル)、Sterling、Sterling Silverなどと記されます。

金同様、各国で銀のホールマークも存在し、ロンドンのレパードや、バーミンガム、シェフィールドなどが有名です。
このように、製品を見ることで銀の純度がわかり素材としてどれくらいの価格を持つか?を調べることができます。

刻印が消えてしまっていたり、購入時の保証書をなくしたりした場合は水中に浮かせて比重を調べる、といった手法もありますが、貴石がセッティングされたものだと難しくなります。

② 銀(シルバー)の買取相場

銀は産業用途が供給の6割ほどの需要を持ち、また、宝飾品、日用品、投資対象としても使用されます。
この「産業用途」の影響は大きく、産業が活性化すればするほど銀の需要は高まり相場も上がります。

しかしながら金やプラチナほどの目立った相場の上げ下げはありません。
なぜかというと、買取相場がグラム単位何十円という、決して大きくない規模であるためです。
とは言え銀は売れます。繰り返しになりますが素材の価値があり、買取している店舗はあります。

ものすごい高値になる、といった代物ではありませんが、処分しようと思っていたものが意外な価格となることも考えられます。
シルバーアクセサリーを始め、トロフィー、食器や置物、楽器、工業用品、歯科材、工芸品、文具などがあったら、一度査定に出してみるのも手です。
銀は鋳つぶして素材だけ取り出すことができるので、ゆがんでいたり壊れていたり、変色していたりしても素材だけで見れば買取価格に影響はしません。

ただし、銀は金・プラチナほど国内ではメジャーな買取対象金属ではありません。
お店によって、あるいはものによって買取の可否は異なります。
銀製品を持ち込みたい買取店に一度問い合わせをしてみましょう。

3. 高額買取が可能な銀(シルバー)製品はある?

実は、銀製品によっては素材のお値段以上の価値がつく可能性があります。
そんな高額買取可能な銀製品をご紹介します。

① 有名ブランドのシルバーアクセサリー

有名ブランドのシルバーアクセサリーは人気が高く、そのまま再販できるコンディションであれば買い手が比較的すぐ見つかることから、高額買取の対象になりやすいと言えます。

代表的なブランドではまずティファニー。
ティファニーのジュエリー自体の人気が高いこともありますが、シルバーラインは同社の一大シリーズでもあります。
シンプルなデザインが多いことから幅広い年齢層に人気があるため、ジュエリー買取にノウハウのあるお店は、積極的に買取を行っているところが多いです。

また、シルバーアクセサリーでも18Kや貴石を随所にあしらったもの。エルサ・ペレッティ氏が手掛けたオープンハートなど、デザイン面にも優れたものなどは、より高額査定となるでしょう。

その他の有名ブランドとしてはローリーロドキンやルイヴィトン、カルティエなどが挙げられます。

さらに、購入時はそこまで有名でなかったとしても、著名人がつけたり、メディアに露出したりすることでプレミア化したシルバーアクセサリーの買取価格が上がるということもあるでしょう。

② 記念硬貨や銀貨

現在、一般流通用として銀貨を用いている国はありません。

しかしながら地金型銀貨や収集型銀貨としては主流で、日本国内でも記念銀貨が様々なイベントの節目の年に発行されました。
例えば近年では、2018年、東京2020オリンピック競技大会の記念や同年明治150年記念貨幣として銀貨が造幣局から発行されました。
記念銀貨は収集型に分類され、需要によってはプレミア化するものもあります。
日本国内の記念銀貨では、1997年以降にそういったものが多く存在します。

また、海外で発行される地金型銀貨はデザイン性に優れていることからプレゼントなどにも求められ、高い需要を有します。
中国のパンダ銀貨などモチーフが年によって異なるものや、アメリカンイーグル銀貨やメイプルリーフ銀貨など、知名度が高く幅広い層から人気のあるものは高額買取対象となります。

さらに、銀貨の中でも100年以上前に発行されていて、稀少性が高く状態の良いものは数十万円~に及ぶプレミアム化も起こります。
19世紀イギリスでヴィクトリア女王即位10周年を祝して発行されたゴチック・クラウンや、ロシアのナポレオン撃退100年記念銀貨などがこれに当たります。

ただし、銀貨の売買で気をつけたいのが「コンディション」です。
もちろんシルバーアクセサリーにも言えることですが、瑕疵がある、あるいはあまりにも状態が悪いとただの銀素材での買取になってしまいます(一部プレミア銀貨除く)。
銀貨専用のケースに保管し、査定に持ち込む際も落としたりぶつけたりしないようにしてください。

③ 銀製の美術品や骨とう品

銀は古くから貴金属として用いられてきたため、銀製の年代物の美術品や骨とう品があり、コレクター垂涎の逸品というのは少なくありません。
銀は錆びづらく腐食しづらいことから、保管状態によっては経年劣化が最小限で済んでいるものもあり、こういったものは驚くような価格となるでしょう。

しかしながら美術品や骨とう品は真贋の見極めが非常に難しく、鑑定できる人間が国内でもごく一部です。
と言うのも、銀は型さえあれば流し込むだけで製造できることから、偽物がきわめて多い貴金属製品でもあるためです。

また、シルバーアクセサリーと違って、気軽にお店に持ち込んで査定に出す、ということもしづらいですよね。
もしお家に家宝として受け継がれている銀製の美術品や骨とう品があったら、専門家にご相談いただくことをおすすめします。

4. より高額を狙う!銀(シルバー)製品を買取に出す際に気をつけたいこと

銀製品を買取に出す際、抑えるべきポイントを間違えると思わぬ損をしてしまう可能性があります。
より高い査定額を引き出すためにも、以下の項目をぜひご覧ください。

① 有名ブランドのシルバーアクセサリーは買取店を特に厳選する

何よりも大切なポイントはここです。
前述の通り、銀は本当にコピー品が多く、有名ブランドのアクセサリーにもこれは言えます。
銀自体が安価なため、模造しやすいことも大きいのでしょう。

熟練した鑑定士のいない質屋や買取店だと、偽物を買取してしまうことを恐れて買取拒否したり、銀素材のみで判断し、本来ならブランド価値があったシルバーアクセサリーを二束三文で買い叩いたりする可能性があります。

そもそも、ブランド価値を知らないかもしれません。

また、シルバーアクセサリーに貴石がついていた場合も、ノウハウがない店だとその貴石分が評価されないこともあります。
シルバーアクセサリーの売却の際は、ジュエリー買取に実績があるお店を選択しましょう。

② 日ごろからお手入れする

銀製品は酸化しづらい素材ですが、硫化はします。空気中の硫黄と化合することで、表面に独特の黒ずみを作ってしまいます。
また、酸化しづらいというだけで、湿気や水分を放ったままにしておくと錆びの原因にもなります。
あまりにもコンディションの悪い銀製品は再販ができず、例え有名ブランドの有名デザイナーが手掛けたジュエリーであっても素材の価値だけの買取となってしまいます。

そのため、銀製品は日ごろから小まめにお手入れし、良い状態を保ちましょう。
お手入れ方法は後述します。

③ 鑑定書や保証書があれば付属する

銀製品はコピー品が作られやすいため、鑑定書や保証書などが非常に重宝されます。

これが付いていると、適正価格での評価がよりされやすくなります。

もっとも、シルバーアクセサリーだった場合、ノウハウがないとブランドの価値が理解できない、販売ルートを持たないといった、買取店側の問題で「適正」ではなくなることもあるので、買取店選びが重要であることに間違いありません。
ただ、真贋の見極めと併せて、有名ブランドの鑑定書や証明書は「付属品」として扱われます。
この付属品があった場合、査定に色をつけてくれる場合もありますので、お持ちの方は必ず一緒に鑑定に出しましょう。

5. 知っておきたいシルバーアクセサリーのお手入れ方法

最後に、査定時にコンディションが最も大切になるシルバーアクセサリーのお手入れ方法をご紹介いたします。

日々行い、良好な質を保ちましょう。

まず、使った後は必ずやわらかい布で優しくぬぐうことです。
一日装着した後のジュエリーは、汗や皮脂が付着しており、そのままにしておくと固着したり、酸化したりします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を少量使い、毛先がやわらかい歯ブラシなどを使って軽く磨くと落ちやすくなります。
中性洗剤を少量入れたぬるま湯に一日漬け置きしてもいいでしょう。

また、銀の黒ずみをとりたい場合は、専用洗浄液を利用しても良いですが、ご家庭にあるもので対応可能です。
重曹の化学反応を利用した洗浄方法として、耐熱容器にアルミホイルを敷き、そこに重曹を大匙1入れ、熱湯を注ぎます。
そこにシルバーアクセサリーを入れると、銀と化学反応を起こした硫黄がアルミと結合し、アクセサリーの方はもともとの銀に復活するのです。

他にも、お酢に浸す、歯磨き粉の研磨剤を利用して磨く、というものもあります。

ただし、銀自体はやわらかいためゴシゴシこすらないようにすること。また、研磨剤を使う時は指の腹などを利用して優しく磨きましょう。

なお、銀製品は保管方法も大切です。

空気中の硫黄分と硫化しないためにも、できれば密閉容器に一つずつ入れ、湿度の低い場所で保管します。

ちなみにゴムには硫黄分が含まれています。そのため、間違ってもシルバーアクセサリーをゴムで束ねて置いておく、などといったことはないようにしてください。

また、いぶし加工やロジウムなどでメッキ処理しているものはお手入れの際は十分気をつけてください。
いぶし加工の製品を重曹につけると、せっかくの加工が剥がれてしまいます。

また、メッキ処理も摩耗に弱いので、ゴシゴシこすらずやさしく拭うように行いましょう。

6. まとめ

銀および銀製品の歴史や特性、用途。買取の可否や、高い買取を実現するために大切なことをご紹介いたしました。
金やプラチナと比べると安価な銀ですが、買取しているお店はあります。ものによっては、高額買取も可能でしょう。
とは言え銀素材だけを判断するよりも、シルバーアクセサリーの買取は難しく、それがブランドものや貴石がセッティングされたものなどであれば尚更です。

信頼できるジェリー専門の買取業者をお選びください。
また、今現在、銀・銀製品の売却をお考えの方もそうでない方も、お手入れはしっかり行ってくださいね。



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